メディア授業の学習方法

目次

「情報サービス演習」と「情報資源組織演習」の基本情報

近畿大学通信教育部 図書館司書コースの面接授業科目「情報サービス演習」と「情報資源組織演習」がどのような授業だったか、またどのように学習したかについて紹介します。

「面接授業科目」には、その先生の講義を受講する「スクーリング」と、先生の講義を動画で視聴する「メディア授業」の2種類があり、どちらかを選択して受講します。

私は「メディア授業」を選択したため、メディア授業について紹介します。

メディア授業は約45分×15コマの動画を決められた期間(前期:5月~7月、後期:11月~1月)で視聴し、最終週に単位修了試験を受験します。各コマに随時「確認テスト」があります。
この「確認テスト」、はじめは「テスト」ということで少々身構えてしまったのですが、各コマで視聴した内容の振り返りといった内容の5問前後のテストで、難しいものではなく、間違えてしまっても繰り返し受けることができます。

「情報サービス演習」と「情報資源組織演習」、各科目それぞれお二人の講師がいて、どちらの講師の授業を受けるかを選択することができます。
2023年度は、「情報サービス演習」がK先生かO先生、「情報資源組織演習」がK先生かM先生でした。
私は2科目ともK先生を選択しました。
そのため、これから記載するのはK先生のメディア授業についてです。

「情報サービス演習」、「情報資源組織演習」共通、私の学習方法

どちらのメディア授業も、第1回から順番に動画を視聴します。
動画はテキストに沿った内容なので、視聴しながらテキストにマーカーをひいたり書き込みをしていきました。
たまにテキストには掲載されていない見やすい図表などが出てきたので、その時はプリントスクリーン機能を使って画面をWordに貼り保存しておきました。その際、テキストの該当ページにも画像を撮ってあることの目印をつけておき、後でテキストを見かえしたときにWordの画像も一緒に確認できるようにしました。

メディア授業の動画の視聴スピードを「Video Speed Controller」を使って変えることができることを先輩(トッスさん)のブログ(「ししょぽ」)で知り、自分がちょうどよいと思う速度に変えて視聴することができました。視聴時間を大幅に短縮することができたので、この情報はとてもありがたかったです。

ここからは、「情報サービス演習」と「情報資源組織演習」それぞれの学習方法、メディア単位修了試験について紹介します。

「情報サービス演習」の学習方法とメディア単位修了試験

「情報サービス演習」の学習方法

「情報サービス演習」は、図書館利用者からレファレンス質問を受けた際の調査方法(インタビューの手順や情報資源の種類、情報サービスを適切に行うためのプロセスなど)を学びます。

学習方法としてはさきほど記載のとおり、視聴しながらテキストにマーカーをひいたり書き込みしたりが中心でした。
K先生のメディア授業は、レファレンス質問に対してどのような情報資源を活用して情報サービスを行うかがとてもわかりやすく解説されていておすすめです。

各コマの終わりに演習問題があり、どのような情報資源を活用して調査をするかなどを考える時間が設けられています。その演習問題はテキストの後半にまとめて掲載されています。
本来は、これらの演習問題に取り組み、理解を深める必要がありますが、すべての演習問題に取り組むとなると時間がいくらあっても足りないくらい問題数が多いです。そして解答は掲載されていません。
私はいくつかの演習問題をピックアップして、どのような情報資源を使うのがよいかを頭の中で少し考える程度にして、演習問題を解くことにあまり時間は割きませんでした。

「情報サービス演習」のメディア単位修了試験

メディア単位修了試験の受験対策としては、テキストを読み返すことが中心でした。
テキストにはさまざまな種類の情報資源が多く掲載されていますが、情報資源の名称を暗記するのは得策ではない(というより無理)と思いました。
そのため、どのページにどのようなことが記載されているかといったことをざっくりと把握するようにしました。
あとは、先輩のブログで紹介されていた「レファレンスブックス 選びかた・使いかた」(長澤雅男・石黒祐子著 出版社:日本図書館協会)を図書館から借りてきて、ざっと読み、問題が出たときにすぐに該当ページを開けるよう備えました。

「情報サービス演習」メディア単位修了試験は前期で不合格だったため、前期と後期の2回受験しました。
前期の試験では、レファレンスサービスを行うにあたりインタビューを行うことの必要性について問う記述式の問題が出ました。
後期の試験では、「○○について調べる場合のツール5点を挙げ、それぞれの特徴を述べよ」といった問題が出て「レファレンスブックス 選びかた・使いかた」がとても役立ちました。

後期の試験では絶対に合格したいという思いが強くあり、「レファレンスブックス 選びかた・使いかた」の内容に、Webの情報も盛り込み手ごたえを感じたのですが、成績は「良 70点」と高得点とはいえないものでした。
高得点をとるためには「レファレンスブックス 選びかた・使いかた」の内容をただ盛り込むだけでなく、もう少しなにか工夫が必要だったのかもしれません。ただ、どうすればよかったのかは正直なところわからずじまいです。

「情報資源組織演習」の学習方法とメディア単位修了試験

「情報資源組織演習」の学習方法

「情報資源組織演習」は書誌データの作成(目録作成)や主題分析、分類作業を行う際の決まりごとを、演習を通して学びます。
学習に時間がかかるため、なるべく余裕をもって受講することをおすすめします。
私は、6月中旬から下旬と、7月中旬から下旬にかけて集中して受講しました。

学習方法としてはさきほど記載したことに加えて、テキストの演習問題を繰り返し解くようにしました。
目録作成の決まりごとについては、覚えなければならない細かなルールが多く、それら一つ一つをきちんと把握していないと正しい目録データを作成することができません。
テキストだけだと理解するのは難しいのですが、K先生のメディア授業をわかるまで視聴し学習しました。

目録データを作成する演習問題については、下図のように実際にワードで目録データを作成し、動画の解答をもとに間違えた点を赤字で補記し復習するようにしました。

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主題分析や分類作業についても細かな規程があります。演習問題を解きながら少しずつ覚えるようにしました。
明確な解答があるので、問題を解くのは学生時代の学習のようで楽しかったです。
ただ、覚えなければならないことが多いので、学習時間は多めにとったほうがよい科目だと感じました。

「情報資源組織演習」のメディア単位修了試験

メディア単位修了試験の受験対策として、テキストの演習問題を何度も解いて内容を理解しておくことが大切です。
私の試験の時は、試験開始直前まで見ていたテキストの演習問題が何題かそのまま出題されていました。
また、目録作成の問題も出題されます。学習すればそのぶん良い成績がとれる科目だと思いました。



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