司書の資格を取得することができた今、振り返ってみると、近畿大学 通信教育部 図書館司書コースで学べてよかったと思うことがいろいろあります。
どんな点がよかったか、大きなことから小さなことまでいろいろ書いてみたいと思います。
自分のペースで学ぶことができた
図書館司書コースはテキスト学習が中心となっていて、自分のペースで計画をたてることができます。
レポートの作成や科目終末試験の学習時間を自由に決められるスタイルが自分に合っていたと思いました。
仕事の繁忙期や今日はちょっと疲れたなと思うときは無理をせずにすみました。
一度も通学せずに資格が取れた
面接授業科目(「メディア授業」か「スクーリング」いずれかを受講)で「メディア授業」を受講した場合、自宅での学習のみで資格を取得することができます。
「メディア授業」は決められた3カ月間(前期は5/1から7/31、後期は11/1から1/31)の間で、約45分×15本の動画を視聴+確認テスト(何回でもチャレンジできる)を受け、受講期間最後の1週間のうち都合の良い時間に60分の試験を受験します。試験はテキストなどの資料の参照が可能です。
学費の負担が少ない
入学前に司書資格を取得できる他の大学の通信教育部と比較検討しましたが、なかでも近大は学費の負担が少ないと感じました。さらに私が入学した時はAmazonギフト5,000円の特典もありました。
2023年4月時点の司書コース(全科目履修)の学習にかかった費用は以下のとおりです。
<入学時にかかる費用>
入学金:20,000円、選考料:10,000円、授業料:130,000円
合計:160,000円
<入学後にかかる費用>
面接授業教材費(下記2科目のメディア授業受講のためのテキスト代)
情報サービス演習テキスト:2,310円(税込)
情報資源組織演習テキスト:2,200円(税込)
合計:4,510円
(補足1)追加履修料(選択科目を変更したい等の理由で別の科目を追加する場合)は、10,000円/科目かかります。
(補足2)履修期間(1年間)を超えて学習する場合、在籍延長料(15,000円/6カ月、30,000円/1年)がかかります。
私の場合、入学時と入学後にかかった費用の合計は164,510円でしたが、入学時にAmazonギフト5,000円の特典と資格取得後に一般教育訓練給付金(29,000円 支給率20%)を受けたので、実質的な負担は130,510円でした。
司書資格を取得できて、大学から修了証書も届き、一般教育訓練給付金も受け取ることができたときは、控えめに言って嬉しいことづくしだなと思いました。
KULeDの掲示板や先輩のブログを通じた仲間の存在
KULeDの掲示板を通して一緒に学ぶ仲間の存在に励まされました。
レポートに関する情報交換や科目終末試験の後の感想だけでなく、図書館や本に関する話題などさまざまなスレッドがあり、その日の学習を始める前に見るのが楽しみでした。
特に同期の2023年4月入学のスレッドには勝手に親近感を感じていました。
通信教育の学習で味わいがちな孤独感を感じることもなく学習することができたのはこのスレッドのおかげです。
また、インターネットに公開されている先輩方のブログも心強かったです。
私がよく見ていたのは、トッスさんのブログ「ししょぽ」と、ようさんのブログ「近大司書学生の放課後」でした。
トッスさんのブログでは、メディア授業の動画を倍速で見る方法が詳しく書かれていたので、効率的にメディア授業の動画を視聴できました。また、「科目終末試験 抑えるのはコレ!近大通信司書資格」という記事に載っていた児童サービス論の問題を試験対策で取り組んでいたところ、似た問題が出題されました。他にもためになる記事がたくさんあります。
ようさんのブログ「近大司書学生の放課後」は、近大で司書の資格を取得するために必要な情報はすべて網羅されているのではないかというくらい内容充実のすばらしいブログで読みごたえがあります。
学習システムの充実
通信授業科目は、e-Learningポータルサイトの「KULeD(クレド)」を使用して学習を行います。
レポートの提出、科目終末試験受験、メディア授業受講などすべてこのKULeDから行うことができます。
操作方法も難しくなく操作マニュアルの内容も丁寧でわかりやすいため、ストレスなく学習をすることができました。
近畿大学通信教育部の司書コースは毎年1,000人以上の資格取得者を輩出しているだけあって、学習システムも充実していると感じました。
学習システムだけでなく、講師の方々による親身なレポート講評もありがたかったです。
また、事務局へメールで問い合わせをした際も返信が早くて安心感がありました。
近大司書の学習~私の小さな楽しみ~
成績照会画面の「単位習得済みの科目」が増えていく
KULeDの成績照会画面には、単位を取らなければいけない科目が「現在学習中(履修許可)で単位未修得の科目【通信授業科目】」欄に一覧表示されています。
レポート、科目終末試験両方に合格すると、そこに表示されていた科目が「単位修得済の科目【通信授業科目】」欄に移動します。
初めのうちは「現在学習中(履修許可)で単位未修得の科目【通信授業科目】」欄に多くあった科目が、徐々に「単位修得済の科目【通信授業科目】」の科目の方へ移動することで、学習の進み具合が視覚的にわかり、ようやくここまできた!あともう少し!と実感できて嬉しかったです。
メディア授業の視聴進捗状況(自分と全体の平均)が一目でわかる
これは本当にささいなことなのですが、KULeD上で自分のメディア授業の視聴状況が、全体の視聴状況の平均と比べて進んでいるのか遅れているのかが目盛り上のビー玉(と勝手によんでいる)で表示されていたのがわかりやすくて良かったです。ちょっと視聴をさぼってしまったなと思いながらKULeDを開けると案の定、全体の視聴状況平均を示すビー玉がかなり右へ移動し自分のビー玉から遠ざかっていて、自分もみんなに追いつこうと頑張ってみたりとモチベーションになりました。
近大通信司書コースでの学びまとめ
近畿大学 通信教育部 図書館司書コースで学べてよかったと思うことはたくさんありました。
資格取得という目標に向かって、学ぶ楽しさやわくわく感、できた!という喜びを味わうことができ、近大で司書資格の学習ができてとてもよかったと感じています。