設題に対してどのように考えてレポートを作成したかを振り返ってみました。
レポート作成のヒントになれば幸いです。
「図書館情報技術論」のレポート設題
設題(字数指定2,000字)
「レポート執筆者が考える「図書館を最大限に活用するため」または「図書館の利用を円滑にするため」という観点で着目した情報技術について、それらへの理解を深めた上で自身の意見を論じてください。」
情報技術についての苦手意識もあり、作成に苦労しました。
「図書館情報技術論」のレポート、こう考えた
着目した情報技術として挙げる数は、3つか4つで充分
数を多く挙げることよりも、一つ一つの情報技術についてじっくり論じることが大切なため、着目した情報技術として挙げる数は、3つか4つで充分です。
私は1回目のレポートで情報技術を7つも挙げてしまい、各情報技術についての記述内容がうすっぺらくなってしまいました。
再提出では3つ(「統合図書館システム(ILS)」、「ICタグ(RFIDタグ)」、「デジタルアーカイブ」)にしぼりました。
設題の意図を理解する
設題をすこし言い換えると、「着目した情報技術のどのような点、特徴が『図書館を最大限に活用するため』、または『図書館の利用を円滑にするため』の役割を担っているかを論じてください」ということになります。
そのため、各情報技術について論じる際には「この情報技術には、○○のような特徴がある」だから、「図書館を最大限に活用するため」、「図書館の利用を円滑にするため」の役割を担っているといえる、といった記述になるよう工夫をしました。
自身の考えを述べる
1回目のレポートの講評で、「教科書や参考文献の文章をまとめ直しただけ、といった印象を与えてしまわないよう留意し、自分の考えを述べていきましょう。」と指摘がありました。
そのため、各情報技術の特徴を述べた後、その情報技術のどういった点が「図書館を最大限に活用するため」、「図書館の利用を円滑にするため」に役立っているかを考え、盛り込むようにしました。
具体例を挙げてみます。
<例:情報技術「統合図書館システム(ILS)」について>
このシステムが導入される前は、図書館の蔵書目録をオンラインで検索する目録システムと貸出・返却システム、発注・受入システムなどが連携されていなかった。
そのため、検索した資料が貸出中なのか返却されているのかわからなくて調べるのに時間がかかっていた。
現在は、サブシステムとして目録システム、貸出・返却システム、発注・受入システムなどが連携された統合図書館システム(ILS)が構築されている。
資料が図書館に受入済なのか、貸出中なのか、いつから借りることができるのかなど、すぐにわかるようになり便利になった。それは資料を一元管理している統合図書館システム(ILS)があるから。
この「統合図書館システム(ILS)」の特性をめいいっぱい活用することで、利用者は必要な資料を効率的に検索し、スムーズに入手することができるようになったといえる。
↑ここを書くようにしました。
定義づけをする
先輩のブログに「図書館を最大限に活用するため」、「図書館の利用を円滑にするため」というのは具体的にどういうことかという定義づけをする必要があると記載がありました。
私もその定義づけをまとめで述べたのですが、講評では「終わりではなく、各情報技術について述べる前に入れましょう」と指摘されました。
定義づけをするだけでなくその定義を述べる位置にも気をつけると良いかと思います。
「図書館情報技術論」の合格レポート解答例
「図書館情報技術論」の合格レポート解答例です。